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1:2018/10/06(土) 00:11:54.50 ID:7lFk2Vh50.net
ワイ「あ、あぁ~ッ!」 ガラガラガラ~ッ!(面前でドアを閉められる音)

お客さん「はい、今日の訪問は終わり。お疲れさまでした」

ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」

数ヶ月前、念願の地方銀行に就職したのだが、『歴史的な低金利で預金貸金で利ザヤを得られないと経営に影響が出るのでは』
という懸念の声があり、結果、ワイ外回りが不条理に投資信託の販売目標を沢山持たされるようになった。しかしワイの担当顧客達はなんだか
リスクを負うことがキライみたいで、いつもいつも不愛想に商品勧誘の勧誘を断って、結果ワイの上司のパワハライタイイタイなのだった。

2:2018/10/06(土) 00:12:27.52 ID:7lFk2Vh50.net
ワイ「トホホ……あのお婆ちゃんは優しいのに投信の勧誘はキライキライなんだから……あーあ、どうにかしてワイから投信を買ってノルマ達成に貢献してもらえないかな~、ん?」

昼間なのにお客さんの部屋からパソコンの光が漏れている。

3:2018/10/06(土) 00:12:38.14 ID:fenfUF6la.net
元本を保証すればいいだけなのに

4:2018/10/06(土) 00:13:10.69 ID:7lFk2Vh50.net
お客さん「よいしょ……よいしょ……」 カタカタ

ワイ(お、お婆ちゃんが自分の部屋で良い金利の付く定期預金をネット上でシコシコ検索している…!?)

お客さん「ふぅ……こんなものですかね……。せめて1年0.3%ぐらいの金利のつく銀行を探さないと……」

ワイ「お客さーん!」 バターンッ!

お客さん「ひゃあッ!?」

ワイ「お、お客さーん! ごめんよーッ! お客さんはずっと定期預金の金利の為にうちの銀行を利用していたことも知らずに……ッ! ハフッ!ハフッ! お客さんの預金通帳いい匂い!」

9:2018/10/06(土) 00:14:15.43 ID:vpv7O7oP0.net
>>4

5:2018/10/06(土) 00:13:11.40 ID:eJm5S+evM.net
まだまだ数ヶ月で経験浅いのに大変やな

7:2018/10/06(土) 00:13:42.86 ID:7lFk2Vh50.net
お客さん「ど、ドサクサにまぎれて預金残高を数えないでください!」

ワイ「ご、ごめんねお客さん……!」

お客さん「べ、別に、定期預金を利用するぐらい普通です……。それが私にできるお宅の銀行への貢献ですから……。それに、私は怖がりで、運用に関する知識もありませんから」

ワイ「そ、そんなことないよ! お客さんのその気持ちだけでワイは十分ありがたいんだよ! あっ、そ、そうだ! お客さん今日満期の定期預金通帳渡して!

お客さん「こ、こうですか?」

ワイ「そう! それじゃあ今から継続切替するからね! お客さんの普通預金通帳に利息を入金するからね! ちゃんと額を見てね!」

お客さん「えっ、えっ?」

ワイ「ウオーッ! お利息! 預金通帳に出すぞ!」チョロチョローッ!

お客さん「ひゃあッ!」チャリーン!