sick_samuke_woman

1: 名無しさんがお送りします 2023/02/07(火) 09:26:49.619 ID:cg/foxrt0.net
たったらはなす

2: 名無しさんがお送りします 2023/02/07(火) 09:27:42.007 ID:cg/foxrt0.net
たったな

はじめるか

4: 名無しさんがお送りします 2023/02/07(火) 09:28:20.313 ID:cg/foxrt0.net
当時俺は、通っていた大学のそばで一人暮らしをしていた。
そこはいわゆるベッドタウンみたいなところで、県庁所在地に隣接した市で、元は山や林がいっぱいだったところを切り開いて家や団地をたくさん建てたような場所だった。だから街中に起伏が多かったのをよく覚えている。
電車や幹線道路が県庁所在地とつながっていて、そちらへのアクセスは良かった。一方で、市内の、県庁所在地と隣接している側と逆サイドは、まだ開発されていない山が残っていたりして、自然豊かでもあった。俺は大学に通いやすい方が良かったので、どちらかというと市内の田舎側に近いところで一人暮らしをしていた。

5: 名無しさんがお送りします 2023/02/07(火) 09:29:22.751 ID:cg/foxrt0.net
あれは忘れもしない大学2年の夏。お盆を過ぎたころだった。
その頃俺は、下宿先から歩いて10分くらいの、近所のラーメン屋でバイトをしていた。
昼前から開いていて、日付が変わってちょっとくらいの時間まで通しで営業をする店だった。

その日の俺のシフトは夜の6時から10時だった。退勤時間になってタイムカードを押し、スタッフの休憩室に戻ると、シフトを9時に上がったA、Dさん、Sさんの3人が喋っていた。

Aは俺と同じ大学の同級生で、大学1年の最初の頃からの友人(男)だ。
Dさんは違う大学に通う3年生で、仕事は丁寧で優しい性格なんだけど、小太りで「ぐふふっ」と笑うようなちょっと陰キャ風な人(男)。
Sさんは、少し離れたところの女子大に通う3年生(女)で、穏やかなんだけど仕事はできる人で、バイトのホールスタッフの中では支柱みたいな人だった。

シフトを上がった後にまかないを食べたり喋ったりする人もいるので、バイト後に1時間以上休憩室に人が残っていることもあるのだが、普段あまり見ない組み合わせだったので、何かあったのかとも思った。

6: 名無しさんがお送りします 2023/02/07(火) 09:31:39.045 ID:cg/foxrt0.net
部屋に入ってきた俺に気づいたAが「待ってたんだよ」と言う。
何の話かと思い聞いてみると、Dさんの通う大学で最近有名な心霊スポットがあるらしく、「今からそこに肝試しに行くから、一緒にいこうぜ」とのことだった。
話の発端としては、Dさんが、AとSさんを肝試しに誘ったのだが、Aは条件として、俺も一緒なら良いと言ったらしい。
俺は、なんで俺が巻き込まれるんだ・・・、と思ったが、友人であるAが両手を合わせて「頼むよ~」と拝んでくるので、しぶしぶ同行を了承した。
その代わり、その日はまだ晩飯を食べていなかったので、行く前にまかないだけは食べさせろ、と言った。

引用元: https://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1675729609/